キクコさんに会いに来ました

 

キクコに会いたいと言う、シキミについてきた(共に行くことになった)ギーマだったが、
しばらくすると、キクコよりもいつの間にか現れたオーキドと話が盛り上がっているシキミなことに気がついたのだった。

(これは出番はなさそうだなあ。まあ、のんびりカントーの空気を味わっているとするか。)

「ええ〜!?そうなんですか〜?オーキド博士っておもしろいですねー。」

「いやあ、あっはっはっはっは。」

「あんたは混ざらなくていいのかい?」

「そうですね。もう十分楽しそうですし……キクコさんは――?」

「あたしはいいんだよ。うるさいオーキドの相手をあの子がしてくれて助かるよ。」

「静かな方がお好みのようですね。」