おれとおつるさん ―よくある1日―

 

おれはイライラしていた。

自分は仕事で、でも、目の前ではガープがせんべいを食べながらくつろいでいる。

       

さらには何やら三大将までわいわい書類を提出したついで(ついで?)にしゃべっていたり、まったりしていたりしているのだ。

       

こいつらはここをどこだと思っているのだ?そして、皆仕事の時間ではないのか!?

      

おれは

「貴様らいい加減にしろッ!!」

と怒鳴った――ところで、癒しの女神、おつるさんがドアを開けておれの部屋に入ってきた。

       

するとまるでおつるさんに怒ったみたいな雰囲気になっているではないか。

            

「ああ、取り込んでいる最中にすまなかったね。また改めて来るよ。」

     

どうしたことか、おれはおつるさんを謝らせた挙句、ようやく会えたのに帰らせてしまうはめになった。

     

おつるさんを追いたいのは山々だけれど、仕事を放って行くわけにもいかず、

(おまえらのせいだ!!!)

と4人をにらみつけるおれだったが、あいつらはサッと目を逸らすだけであった。

          

このようなやり取りは日常茶飯事である。

誰それが風の噂でおれのことを不憫だと言っていたが、最近では自分でもそう思い始めてしまうくらいだ。

            

しかしおれはめげはしない。

きっとこの後、おつるさんが癒してくれるはずだ!一緒にコーヒーを飲んだりするはずだ。

      

そんな一時を夢見ておれは今日も仕事に励むのであった。