キクコさんはパソコンが苦手でワタルにちょっとメールのやり方を教えてもらったから、1人で練習しているんだよ場面です。
「???ええと、ここを押して、これを入力して……まあ、本当に送るわけじゃないし、オーキドのアドレスとやらを仮に入れておこうかねえ?」
バダダダダッ!!
「ワタル!」
「な、何だ?キクコ。そんなに慌てて?」
「いや、なんでもなくはないけれど……。」
「?」
「ああ、送信済みだな。」
「!?」
「別にいいじゃないか。オーキド博士なら……。」
「嫌だよ!!」
「……。」(分かり易いなあ。)
「はああ〜〜。」
「そうため息をつくことはないじゃないか。おっと、もう返信が来ているぞ?」
「!!?」
「何々……『ため息をつくと幸せが逃げるので、せんほうが良いぞ。それから』――。」
「うるさいよ!
「俺に怒鳴られても困るよ。それにしてもタイミングがいいものだな〜。」
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